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「リンゴ日報」廃刊で香港ジャーナリズムの火を消さぬために必要なこと

精神的支援にとどまらず香港の言論人の困難な生活を支える確かな応援を

藤原秀人 フリージャーナリスト

他紙と一線、民主派路線で着々と存在感

 インターネットの普及により香港でも紙の新聞は売れなくなった。なかでも共産党に盾突く蘋果日報には、中国との関係を大切にする企業からの広告はほぼ絶えた。経営は楽ではなかった。

 一方で、「ニュースにタブーはない」という黎氏の方針から、心中した親子の遺体の写真を載せたり、スキャンダルを過度に重視したり、と眉を顰(ひそ)めることも多かった蘋果日報だったが、共産党になびく他紙とは一線を画し、民主派路線を歩むことで着々と存在感を増していった。

 その黎氏は未許可デモ組織の罪などで実刑判決を受け、

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筆者

藤原秀人

藤原秀人(ふじわら・ひでひと) フリージャーナリスト

1980年、朝日新聞社入社。外報部員、香港特派員、北京特派員、論説委員などを経て、2004年から2008年まで中国総局長。その後、中国・アジア担当の編集委員、新潟総局長などを経て、2019年8月退社。2000年から1年間、ハーバード大学国際問題研究所客員研究員。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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