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東京五輪は「勝つ」らしい……何に?

間違い続きの「現実的」選択、それでも「負けるが勝ち」の強弁

大野博人 元新聞記者

「現実的」判断が招く「非現実的」な結果

拡大無観客の中行われたソフトボールの日本ー豪州戦=2021年7月21日午前、福島県営あづま球場、朝日新聞社ヘリから

 与党・公明党の山口那津男代表は6月17日、党の会合で東京五輪の開催について「中止を叫んでいた政党もあるが、極めて非現実的な主張であり、国民の不安をあおりかねない主張だ」と批判した。

 中止が「非現実的」で、開催が「現実的」というわけだ。

 しかし、無観客の五輪のどこが「現実的」なのだろうか。平時なら小学校の運動会でも観客なしはありえない。この五輪がさらしているのは、むしろ「超現実的」あるいは「非現実的」としかいいようがない奇妙な姿である。

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筆者

大野博人

大野博人(おおの・ひろひと) 元新聞記者

朝日新聞でパリ、ロンドンの特派員、論説主幹、編集委員などを務め、コラム「日曜に想う」を担当。2020年春に退社。長野県に移住し家事をもっぱらとする生活。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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