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「積極的疫学調査」にこだわった厚労省・医系技官の罪~上昌広氏に聞く

コロナ対策徹底批判【第二部】~上昌広・医療ガバナンス研究所理事長インタビュー⑥

佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長

守るべきは積極的疫学調査

 無症状感染者がたくさんいるコロナウイルスの問題に直面した時、事務官たちがまず実行するやり方は、すぐに感染症法を改正することはできないにしても、政省令ないし通知をきっちり書き換えることだったんです。

 だけど、事務官たちがこれをやった場合にまず何が起こるかと言うと、彼らは法律の観点から横との整合性を見るんです。もちろん後で内閣法制局は見るし国会は特に見る。将来の法令キャリアもよく見てチェックするわけです。

 その時に問題になるのは、国立感染症研究所がやっている「積極的疫学調査」です。無症状感染者がそんなに多くいるんだったら、積極的疫学調査なんて意味がないじゃない、となるわけです。

 無症状感染者が前提になるんだったら、感染者と濃厚接触者を一生懸命探す積極的疫学調査は何の意味もないじゃないか、と誰もが気が付くんですよ。医系技官たちは、たぶんそこが一番心配になった。なぜなら、

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筆者

佐藤章

佐藤章(さとう・あきら) ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長

ジャーナリスト学校主任研究員を最後に朝日新聞社を退職。朝日新聞社では、東京・大阪経済部、AERA編集部、週刊朝日編集部など。退職後、慶應義塾大学非常勤講師(ジャーナリズム専攻)、五月書房新社取締役・編集委員会委員長。最近著に『職業政治家 小沢一郎』(朝日新聞出版)。その他の著書に『ドキュメント金融破綻』(岩波書店)、『関西国際空港』(中公新書)、『ドストエフスキーの黙示録』(朝日新聞社)など多数。共著に『新聞と戦争』(朝日新聞社)、『圧倒的! リベラリズム宣言』(五月書房新社)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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