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立憲の泉健太新代表の力量が試される課題とは~岸田首相には「接近戦」で挑め

政権交代への道筋を描くのか、自民党に弾き返され政権交代は遠のくのか。まさに分岐点

星浩 政治ジャーナリスト

「接近戦」に伴う危うさ

 もっとも、この「接近戦」には危うさも伴う。政権側は妥協してでも立憲の取り込みを図るだろうし、立憲の内部からは「野党らしさをなくす」という不満も募るだろう。野党が政権を批判することは当然だが、問題は「批判ばかりと受け止められる」ことだろう。

 筋の通った批判をする一方で、建設的な提案も進め、時には政府・与党との合意もする。立憲が政権をめざすなら、批判と妥協のバランスが欠かせない。バランスの取れた接近戦ができるかどうか。泉代表の政治手腕がさっそく試される。

 政治を伝えるメディア側も、小泉純一郎政権の「劇場型」政治や安倍氏対枝野氏のような「全面対決型」になれてきたため、政策論議中心の「接近戦」は「退屈」と映るに違いない。派手な動きに飛びつくのではなく、政策の具体的な中身を紹介し、じっくりと問題点を指摘する。メディアにも変化が求められている。

日常活動の強化で足腰の強化を

 岸田政権との間合いに加え、泉代表が抱える課題は多い。まず、立憲の足腰の強化と共産党との関係を考えてみよう。

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筆者

星浩

星浩(ほし・ひろし) 政治ジャーナリスト

1955年福島県生まれ。79年、東京大学卒、朝日新聞入社。85年から政治部。首相官邸、外務省、自民党などを担当。ワシントン特派員、政治部デスク、オピニオン編集長などを経て特別編集委員。 2004-06年、東京大学大学院特任教授。16年に朝日新聞を退社、TBS系「NEWS23」キャスターを務める。主な著書に『自民党と戦後』『テレビ政治』『官房長官 側近の政治学』など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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