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「頭に上に、大きな氷の塊が」と呻いた海部俊樹元首相~普通過ぎる政治家の実相

自民党の派閥政治全盛の時代に突然リーダーになった異質の人

曽我豪 朝日新聞編集委員(政治担当)

「皆さんの友情を下さい」

拡大欧州歴訪中に「ベルリンの壁」を訪れた海部俊樹首相(中央)=1990年1月9日、西ベルリン
 その年の暮れ、1月2日の誕生日のお祝いに、慣習になっていたプレゼントを送るか否か。もし送るなら、何がいいか。各社の総理番は揉(も)めた。確か、それなら本人の希望を聞こうではないかということになり、他社の番が尋ねると、海部首相は手を広げて答えた。

 「皆さんの友情を下さい」

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筆者

曽我豪

曽我豪(そが・たけし) 朝日新聞編集委員(政治担当)

1962年生まれ。三重県出身。1985年、東大法卒、朝日新聞入社。熊本支局、西部本社社会部を経て89年政治部。総理番、平河ク・梶山幹事長番、野党ク・民社党担当、文部、建設・国土、労働省など担当。94年、週刊朝日。 オウム事件、阪神大震災、など。テリー伊藤氏の架空政治小説を担当(後に「永田町風雲録」として出版)。97年、政治部 金融国会で「政策新人類」を造語。2000年、月刊誌「論座」副編集長。01年 政治部 小泉政権誕生に遭遇。05年、政治部デスク。07年、編集局編集委員(政治担当)。11年、政治部長。14年、編集委員(政治担当)。15年 東大客員教授

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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