落合貴之(おちあい・たかゆき) 立憲民主党衆院議員
1979年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。三井住友銀行行員、衆議院議員江田憲司秘書などを経て、2014年衆院議員初当選、現在3期目。衆議院経済産業委員会野党筆頭理事、党政調副会長など歴任。著書に『民政立国論 一人ひとりが目指し、挑み、切り拓く新世界』(白順社)。東京6区。
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
会社がためこんだ内部留保を有効な投資に活用させるための国の工夫が必要だ
落合 経済・産業政策調査会がまとめた政策の根底にあるのは、「慎重すぎる経営」を解凍し、我が国に集う国民の能力を最大限に引き出す方向に転換することです。
具体的には、研究開発費や人への投資を増やしてイノベーションを実現するため、我が国の研究開発費を今後10年間で現在の米国並みに引き上げる。また、光電融合、量子暗号、AIなど波及効果が高いイノベーションを、国家プロジェクトとして推進する。これまでと異なるレベルで「課題解決による経済成長」を中長期的な目標として掲げ、「投資の予見性」を確保します。
大島 NTTの方から去年の春、光電融合の話を聞いたとき、瞬間的に「これはいける」と思いました。これを2030年代までに社会実装したいですね。