藤原秀人(ふじわら・ひでひと) フリージャーナリスト
元朝日新聞記者。外報部員、香港特派員、北京特派員、論説委員などを経て、2004年から2008年まで中国総局長。その後、中国・アジア担当の編集委員、新潟総局長などを経て、2019年8月退社。2000年から1年間、ハーバード大学国際問題研究所客員研究員。
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
経済都市から警察都市へ。それでも忘れてはいけない声をあげることの大切さ
黎氏が民主派支援活動で知り合ったのが、「香港民主の父」と呼ばれた李柱銘(マーティン・リー)弁護士。ずっと会いたくて、香港に駐在した直後に取材を申し込んだ。秘書から「広東語か英語なら受ける」と連絡があった。彼は中国大陸で話されている「普通話」は操ると聞いていたが、しょうがないので英語で取材した。
香港返還の意義を聞いたときの「significance」の発音が悪かったようで、インタビューは途中から英語の授業のようになり、冷や汗が背中を流れ続けた。
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