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麻生太郎副総理兼財務相が、憲法改正論に関して、ナチス政権の「手口を学んだらどうか」などと発言した問題は、麻生氏がのちに「ナチス政権を例示としてあげたことは撤回したい」と述べ、これで「真意を十分に理解してもらえたと思う」という認識を示した。しかし、「撤回」したところで問題を収束させていいのだろうか。この発言は、彼のドイツの「負の歴史」に関する無理解という問題にとどまらない。麻生発言を吟味していくと、安倍政権の憲法改正を進めていく姿勢の危うさをはしなくも露呈したことがわかる。 |
2013年08月10日