米本昌平
2010年12月01日
ノーベル医学生理学賞は、ワトソンとクリックのDNA二重らせんモデルの発見や、日本の利根川進博士による免疫の分子メカニズムの解明など、生命現象の基礎研究に贈られるイメージがあるが、今回の選考は、人類の福祉に貢献するという、アルフレッド・ノーベルの遺志に戻ったものと言うことができる。確かに、体外受精技術の確立によって、不妊に悩む世界中の人たちに画期的な解決策をもたらし、現在では普通の治療技術となった。
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