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アメリカは世界最大の医学・生命科学研究機関といえるNIH(National Institutes of Health、国立保健研究所)などを中心に巨大な生命科学研究支援を展開し、文字通り世界の医学研究をリードする存在になっていったが、公的医療保険制度は、先般のオバマ医療改革をへてなお、きわめて限定された範囲にとどまっている。アメリカが「福祉国家」より「科学国家」の理念と政策をはるかに重視してきたゆえんである(オバマ改革はその若干の変容の兆しとも理解できようが)。
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筆者

広井良典

広井良典(ひろい・よしのり) 京都大学こころの未来研究センター教授(公共政策・科学哲学)

1961年生まれ。84年東京大学教養学部卒業(科学史・科学哲学専攻)。厚生省勤務、千葉大学法政経学部教授を経て現職。この間、マサチューセッツ工科大学客員研究員。社会保障、医療、環境などをめぐる政策研究からケア、死生観などについての哲学的考察まで幅広く発信。『コミュニティを問いなおす』(ちくま新書)で第9回大佛次郎論壇賞を受賞した。

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