【緊急】温暖化COP中間報告/コペンハーゲンの亡霊がさまよっている
竹内敬二
竹内敬二 元朝日新聞編集委員 エネルギー戦略研究所シニアフェロー
青いカリブ海を望むメキシコ・ユカタン半島のカンクン。海辺で観光客が寝そべるリゾート地で、気の重いCOP16(気候変動枠組み条約締約国会議)が開かれている。会議期間は11月29日から12月10日までの2週間。2週目に取材に入った筆者が感じたのは、京都議定書を中心に構築されてきた「地球温暖化防止の国際レジーム(体制)」が止まるのではないかという危機感である。強い停滞感を生み出した一つは、日本の「京都議定書の第二期を拒否する」という発言だ。カンクンからの中間報告。
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