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受賞者の顔ぶれが映す科学の細分化

須藤靖

須藤靖  東京大学教授(宇宙物理学)

物理屋の端くれである私自身、過去のノーベル物理学賞受賞者の名前と業績がどの程度連想できるものか、極めて心もとない。たまに「今年のノーベル物理学賞の業績をわかりやすく教えてくれませんか」という無邪気な質問を受けることがあるが、「いや、私の専門分野ではありませんから」と赤面しながら言い訳をせざるを得ない。

 そこで、1901年のレントゲンから始まり2010年の受賞者(そもそもこのお二人―アンドレ・ガイム、コンスタンチン・ノボセロフ両氏―の名前は存じ上げなかったし、おそらく私の減退著しい記憶力ではいつまでたってもそらんじることはあり得まい)に至る、物理学賞の受賞者全189人のリストを眺めてみた。 ・・・ログインして読む
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筆者

須藤靖

須藤靖(すとう・やすし)  東京大学教授(宇宙物理学)

東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授。1958年高知県安芸市生まれ。第22期・第23期日本学術会議会員。主な研究分野は観測的宇宙論と太陽系外惑星。著書に『ものの大きさ』、『解析力学・量子論』、『人生一般二相対論』(いずれも東京大学出版会)、『一般相対論入門』(日本評論社)、『三日月とクロワッサン』、『主役はダーク』『宇宙人の見る地球』(いずれも毎日新聞社)などがある。

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