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大人になったイグ・ノーベル賞

木元俊宏

木元俊宏

 イグ・ノーベルなる風変わりな賞について最初に知ったのは1990年代初め、元同僚の畏友K氏からだった。"Journal of Irreproducible Results"というユーモア科学雑誌があり、変な科学賞を出しているというのだ。やがて賞の運営は同誌から分かれた"Annals of Improbable Research"誌へと移り、だんだんと知名度が上がり、現在ではテレビのニュースや新聞も記事として取り上げるお祭りイベントになっている。

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