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ヒ素を“食べる”細菌発見の意義と意味

武村政春

武村政春 東京理科大学准教授(生物教育学・分子生物学)

発見されたのは「Halomonadaceae」(ハロモナス科)というグループに属する細菌の一種であるが、そんな名前を出されてもどういうものかサッパリわからないので、とり急ぎ覚える必要はない。重要なのは、この細菌がリンが存在しない条件「でも」生息するということであり、しかもそのリンが本来重要な役割を担っているはずのDNAの中に、何とヒ素を取り込んでいる可能性すらある、ということなのだ。ただし、この論文の著者たちは、「実際にDNAの中にヒ素が取り込まれた現場を顕微鏡などで捉えた」のではなく、「そう考えることが最も合理的であるようなデータを得た」のであった。
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筆者

武村政春

武村政春(たけむら・まさはる) 東京理科大学准教授(生物教育学・分子生物学)

東京理科大学大学院科学教育研究科准教授。1969年三重県生まれ。1998年名古屋大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(医学)。名古屋大、三重大の助手等を経て現職。専門は生物教育学、分子生物学、細胞進化学。著書に「レプリカ~文化と進化の複製博物館」(工作舎)など多数。【2015年10月WEBRONZA退任】

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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