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科学と神の相補性をめぐる考察

須藤靖

須藤靖 東京大学教授(宇宙物理学)

2010年9月8日のasahi.comによると、英国ケンブリッジ大学の物理学者スティーブン・ホーキング教授が、近著”The Grand Design”において、「宇宙誕生に神は不要」と主張して物議をかもしているらしい。9月10日放送のCNNのトーク番組「ラリー・キング・ライブ」に出演したホーキング氏は「神は存在するかもしれないが、科学は創造主を必要とすることなく宇宙を説明することができる」と述べた。確かに私も驚いた。むろん、この類の主張がマスメディアにここまで大きく取り上げられたという事実にである。
拡大米国ホワイトハウス前のクリスマスツリー=ワシントンで、望月洋嗣撮影
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筆者

須藤靖

須藤靖(すとう・やすし) 東京大学教授(宇宙物理学)

東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授。1958年高知県安芸市生まれ。主な研究分野は観測的宇宙論と太陽系外惑星。著書に、『人生一般二相対論』(東京大学出版会)、『一般相対論入門』(日本評論社)、『この空のかなた』(亜紀書房)、『情けは宇宙のためならず』(毎日新聞社)、『不自然な宇宙』(講談社ブルーバックス)などがある。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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