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戦略的な中国の原子力開発/2030年には世界一になるか?

寺岡伸章

寺岡伸章 寺岡伸章(日本原子力研究開発機構核物質管理科学技術推進部技術主席)

中国の最初の原子力発電所の運転開始は1994年で、日本より30年遅れているが、現在の原子力発電所は13基で約1,000万kW、建設中のものは27基地で約2,900万kWであり、2020年に7,000~8,000万kWまで伸びると予想されている。運転中の出力は世界11位であるが、建設中の出力は世界最大規模である。世界原子力協会によれば、順調にいけば2030年にはアメリカを抜いて世界最大の原子力発電大国になると見られている。中国の原子力開発は青春を謳歌している。世界各国の原子力メーカーが中国に熱い視線を送っているのだ。
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筆者

寺岡伸章

寺岡伸章(てらおか・のぶあき) 寺岡伸章(日本原子力研究開発機構核物質管理科学技術推進部技術主席)

【退任】日本原子力研究開発機構核物質管理科学技術推進部技術主席。熊本県生まれ。東工大修士課程修了。旧科学技術庁・基礎研究推進企画官、タイ国家科学技術開発庁長官顧問、国立極地研究所事業部長などを経たあと、06年6月~10年9月まで理化学研究所中国事務所準備室長(北京)を務めた。中国の科学技術事情に詳しい。小説、エッセーの執筆も。※2012年3月末退任

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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