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いま高齢期の延長について述べたが、考えてみると、実は「子ども」の時期についても全く同じことが言えるのではなかろうか。つまり以前の時代に比べて、広い意味で「子ども」と呼べる時代が大幅に長くなり、その結果、高齢者の場合と同様に、いわば「前期子ども」「後期子ども」という区分が可能な状況となっている。この場合、「前期子ども」とは、おおむね思春期(=性成熟年齢)したがって15歳前後までを指し、「後期子ども」とは、それ以降、中高、大学などをへて30歳前後までを含むものである(「30にして立つ」ということを2000年以上も前に述べた孔子の先見性をあらためて感じさせられる)。 ・・・ログインして読む
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筆者

広井良典

広井良典(ひろい・よしのり) 京都大学こころの未来研究センター教授(公共政策・科学哲学)

1961年生まれ。84年東京大学教養学部卒業(科学史・科学哲学専攻)。厚生省勤務、千葉大学法政経学部教授を経て現職。この間、マサチューセッツ工科大学客員研究員。社会保障、医療、環境などをめぐる政策研究からケア、死生観などについての哲学的考察まで幅広く発信。『コミュニティを問いなおす』(ちくま新書)で第9回大佛次郎論壇賞を受賞した。

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