メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

RSS
生物教育関係者の間ではポケモンは、「よろしくない事例」だという共通の認識が成されている。

 なぜよろしくないかというと、ポケモンはその戦闘経験などが上がることで姿形を変える場合があるのだが、これは個体の形態変化に過ぎず、本来は「変態」と呼ぶべきことなのに、ポケモンでは「進化」と呼んでいるから、というのである。

 ポケモンに熱中している息子も、「進化」という言葉を普通に発している。だが、もちろんほんとうの進化のことを理解しているわけではない。だから ・・・ログインして読む
(残り:約2522文字/本文:約2745文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

武村政春

武村政春(たけむら・まさはる) 東京理科大学准教授(生物教育学・分子生物学)

東京理科大学大学院科学教育研究科准教授。1969年三重県生まれ。1998年名古屋大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(医学)。名古屋大、三重大の助手等を経て現職。専門は生物教育学、分子生物学、細胞進化学。著書に「レプリカ~文化と進化の複製博物館」(工作舎)など多数。【2015年10月WEBRONZA退任】

武村政春の記事

もっと見る