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評価を受ける研究機関や大学は、高い目標を設定しなくなった。出来なかったことを評価者に指摘されると、損をするからである。質の高い論文よりは量を稼ぐ研究が多くなっているのではないかとも危惧する。将来に向けた反省点も同じような理由から積極的に書かれなくなったようだ。

 つまり、評価は低く設定された目標を首尾よくクリアしたという「形式化」したものになりがちだ。なにごとにも真面目に取り組むが、損はしたくないという日本人の特性が反映された結果なのかもしれない。

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筆者

寺岡伸章

寺岡伸章(てらおか・のぶあき) 寺岡伸章(日本原子力研究開発機構核物質管理科学技術推進部技術主席)

【退任】日本原子力研究開発機構核物質管理科学技術推進部技術主席。熊本県生まれ。東工大修士課程修了。旧科学技術庁・基礎研究推進企画官、タイ国家科学技術開発庁長官顧問、国立極地研究所事業部長などを経たあと、06年6月~10年9月まで理化学研究所中国事務所準備室長(北京)を務めた。中国の科学技術事情に詳しい。小説、エッセーの執筆も。※2012年3月末退任

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