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 朝日新聞の「孤族」の連載を読むと胸が締めつけられる。伝統的な家族や地域社会が崩壊し、人々の絆が弱くなり、砂のようにばらばらになっていくのではないかという恐怖心が湧き起こる。

 高齢者の追跡調査によると、約8割の人が70歳半ばまで一人暮らしができるが、それ以降自立度の低下がはじまると言われている。今後、20年で70歳半ば以降の人口が倍増するので、超高齢社会の日本はこれらの問題をどうやって解決するのかと他の先進国が注視しているのだ。

 高齢者の種々の問題には、おカネで解決できるもの、心のケアが必要なもの、科学技術の出動が求められるものがあろう。

 ここでは科学技術による解決方法に触れてみたい。脳科学の発展によってアルツハイマー病や認知症が解明され、製薬などの治療法も開発されるであろう。ライフサイエンスの基礎研究にもっと多くの研究費を投下する必要がある。

 一方、あまり注目されてこなかったが、 ・・・ログインして読む
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筆者

寺岡伸章

寺岡伸章(てらおか・のぶあき) 寺岡伸章(日本原子力研究開発機構核物質管理科学技術推進部技術主席)

【退任】日本原子力研究開発機構核物質管理科学技術推進部技術主席。熊本県生まれ。東工大修士課程修了。旧科学技術庁・基礎研究推進企画官、タイ国家科学技術開発庁長官顧問、国立極地研究所事業部長などを経たあと、06年6月~10年9月まで理化学研究所中国事務所準備室長(北京)を務めた。中国の科学技術事情に詳しい。小説、エッセーの執筆も。※2012年3月末退任

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