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もっと本質的な所で違うのは、合否判定に、学生代表が教授と同等の資格で参加していることだ。 東京大学からカルテックに移って来た私は正直、彼我の価値観の相違に仰天した。当落線上の願書については、専任スタッフ、教授、学生代表の三者が小グループを作って吟味し、合意に達しなければ投票する。議論が30分に及ぶこともある。

 学生代表は案外大人で、大学の立場を十分に理解し、受験生としての体験に基づいて責任ある意見を述べる。先に ・・・ログインして読む
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筆者

下條信輔

下條信輔(しもじょう・しんすけ) 認知神経科学者、カリフォルニア工科大学生物・生物工学部教授

カリフォルニア工科大学生物・生物工学部教授。認知神経科学者として日米をまたにかけて活躍する。1978年東大文学部心理学科卒、マサチューセッツ工科大学でPh.D.取得。東大教養学部助教授などを経て98年から現職。著書に『サブリミナル・インパクト』(ちくま新書)『〈意識〉とは何だろうか』(講談社現代新書)など。

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