米本昌平
2011年02月10日
ヒマラヤ氷河が解けだす問題は、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第4次報告書(2007年)のなかで誤った記述がされたことで一時、注目を集めたが、この「第三の極」論は、それより大きな観点から、チベット高原=ヒマラヤ地域の積雪や氷河に関して、包括的な科学研究が不可欠であることを力説する研究者たちが掲げる標語である。旗振り役の一つは、中国科学アカデミー傘下のチベット高原研究所(在・北京)であり、近年、精力的にこの問題でシンポジウムを開いている。
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