武村政春(たけむら・まさはる) 東京理科大学准教授(生物教育学・分子生物学)
東京理科大学大学院科学教育研究科准教授。1969年三重県生まれ。1998年名古屋大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(医学)。名古屋大、三重大の助手等を経て現職。専門は生物教育学、分子生物学、細胞進化学。著書に「レプリカ~文化と進化の複製博物館」(工作舎)など多数。【2015年10月WEBRONZA退任】
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
武村政春
その言葉は、セックスレスに関するニュースの時に飛び出た。結婚している男女のおよそ40%がセックスレス、すなわち過去1ヶ月以上セックスを行っていないことがわかったというニュースの中で、「恋愛に消極的な“草食男子”の増加がうかがえる」ということが、真顔のアナウンサーの口から漏れ出たのであった。
草食、肉食という言葉はもちろん、動物学用語として昔からあったわけだが、これがいつから、恋愛に消極的、積極的という世相の男女を比喩的に指す言葉として定着したのだろうか。しかも、この「草食男子」なる言葉は、過去に流行語にさえなっていたというから驚きである。
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