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理学部の学生だったころ、友人とこんな議論をしたことがある。科学とは世のため、人のために役に立つのであろうか。工学や医学だと社会的、経済的効用ははっきりとしているように見えるが、科学はそれを語りにくい、といった話である。このとき、われわれの頭にあったのは、とりわけ社会の役に立ちそうにない科学、たとえば、動物行動学や素粒子論のようなものであった。あーでもない、こーでもない、と議論したあげく、友人は「科学はエンターテインメントだ」と言い切った。 ・・・ログインして読む
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筆者

小林傳司

小林傳司(こばやし・ただし) 小林傳司(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授)

【退任】大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授。専門は科学哲学、科学技術社会論。市民参加型テクノロジーアセスメントである「コンセンサス会議」を日本に紹介して実施した。2001年、科学技術社会論学会の設立に参加した。09年、地球温暖化をめぐる世界市民会議World Wide Viewsの日本代表を務める。※2012年3月末退任

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