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サイバー空間上で熱力学の第二法則は成り立つか?

湯之上隆

湯之上隆 コンサルタント(技術経営)、元半導体技術者

世界の物理現象は常にエントロピー(無秩序性)が増大する方向に向かう。逆戻りすることはあり得ない。つまり、物理現象は時間的に非対称であり、不可逆である。そして、最終的に「平衡状態」に到達する。

 この法則は、実は、未だ厳密に証明されているわけではない。しかし、これに反する物理現象も見つかっていない。筆者は、インターネットのサイバー空間上でも、「エントロピー増大の法則」が成り立つと思っていた。それを裏付けるような出来事が、昨年から今年にかけて頻発していたからだ。

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筆者

湯之上隆

湯之上隆(ゆのがみ・たかし) コンサルタント(技術経営)、元半導体技術者

1987年京大修士卒、工学博士。日立などで半導体技術者を16年経験した後、同志社大学で半導体産業の社会科学研究に取り組む。現在は微細加工研究所の所長としてコンサルタント、講演、各種雑誌への寄稿を続ける。著書に『日本半導体敗戦』(光文社)、『電機・半導体大崩壊の教訓』(日本文芸社)、『日本型モノづくりの敗北-零戦・半導体・テレビ-』(文書新書)。趣味はSCUBA Diving(インストラクター)とヨガ。 【2016年8月WEBRONZA退任】

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