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今回の福島原子力発電所の事故は予断は許さないが、現在のところ、水素爆発による圧力容器の大きな破損は確認されておらず大量の放射性物質の環境への放出という最悪の事態は免れているように思われる。まだ、神仏の情けがあることに感謝したい。今のところ原子力発電所の事故による死者が出ていないのは救いである。

 放射線は目に見えないだけでなく、被ばくした際に強力な放射線被ばくを除いて自覚症状がないため、恐怖心が恐怖をかき立てやすい。そのため、放射線による直接の被害よりも恐怖からくる風評やストレスによる健康不調や食物の不買などによる影響が大きい。それでも、電気事業者は多様な被害に対して責任を追及されることになろう。 ・・・ログインして読む
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筆者

寺岡伸章

寺岡伸章(てらおか・のぶあき) 寺岡伸章(日本原子力研究開発機構核物質管理科学技術推進部技術主席)

【退任】日本原子力研究開発機構核物質管理科学技術推進部技術主席。熊本県生まれ。東工大修士課程修了。旧科学技術庁・基礎研究推進企画官、タイ国家科学技術開発庁長官顧問、国立極地研究所事業部長などを経たあと、06年6月~10年9月まで理化学研究所中国事務所準備室長(北京)を務めた。中国の科学技術事情に詳しい。小説、エッセーの執筆も。※2012年3月末退任

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