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ドイツの脱原発と温暖化対策/福島事故で脱原発に再転換

吉田文和

吉田文和 愛知学院大学経済学部教授(環境経済学)

ドイツは、今回の福島第1原子力発電所の事故を深刻に受け止め、前政権が決めた、2022-23年までに原発を廃止する路線に再度戻る方向だ。原発の一次エネルギーに占める比率が1割以上を占める現状を考えると、それがいかに挑戦的課題であるかわかるであろう。しかも、ドイツはすでに温室効果ガス排出を、2020年までに1990年比で40%削減する計画を独自に立て実施しつつあった。ドイツが注目されるのは、野心的目標を掲げて政策連携を行い、気候変動政策を含む環境政策を中心にすえ、エネルギー政策、産業競争力政策、雇用政策の統合戦略により世界をリードしようとしているからである。 ・・・ログインして読む
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筆者

吉田文和

吉田文和(よしだ・ふみかず) 愛知学院大学経済学部教授(環境経済学)

1950年生まれ、兵庫県出身、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。北海道大学大学院経済学研究科教授を経て2015年から現職。北大名誉教授。専門は、環境経済学、産業技術論、主著『ハイテク汚染』岩波新書、『環境経済学講義』岩波書店、最近は低炭素経済と再生可能エネルギーの普及に関心を持つ。札幌郊外の野幌原始林の近くに住み、自然観察と散歩を趣味とする。

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