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専門家の話が「わかりにくい」理由

須藤靖

須藤靖 東京大学教授(宇宙物理学)

 最近、知人から「東京近辺での放射能の危険性はないのか」と聞かれることが多い。といっても、私もまたこの件に関しては素人同然であるので、「マスコミを通して知る東京電力や政府が発表した情報だけから判断すれば心配はないと思う」程度のあいまいな答えしかできない。ただ、さらに話してみると、一般の方々は「テレビに登場する大学教授は専門的な知識を前提とした話をしているらしく自分は何も理解できない。ただ結果としてはいつも大丈夫としか言わないようである。したがって、本当に信用できるのかどうかわからない」という印象をもっているようだ。これが不安感の理由らしい。
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筆者

須藤靖

須藤靖(すとう・やすし) 東京大学教授(宇宙物理学)

東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授。1958年高知県安芸市生まれ。主な研究分野は観測的宇宙論と太陽系外惑星。著書に、『人生一般二相対論』(東京大学出版会)、『一般相対論入門』(日本評論社)、『この空のかなた』(亜紀書房)、『情けは宇宙のためならず』(毎日新聞社)、『不自然な宇宙』(講談社ブルーバックス)などがある。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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