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原子力工学はどこへ向かう――3.11ショックの裏側で

内村直之

内村直之 科学ジャーナリスト、北海道大学客員教授

 原子力という工学技術は、生まれて50年ほどの「若い分野」であるが、その分野を支える人材という面からみるとここ20年ほどで早くも「老化」の一途をたどっていた。ここ数年、その状況にあらがうべく業界がもがいた結果、事態はやや変化していたようだったが、今回の福島原発事故はその「希望」を見事に打ち砕いた。原子力業界の人材育成は崩壊に繋がる可能性すらある。しかし、脱原発も含めて、私たちはここしばらく原発とつきあわねばならない。原子力工学の明日を支える人々をなんとしても消してはならないのだ。 ・・・ログインして読む
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筆者

内村直之

内村直之(うちむら・なおゆき) 科学ジャーナリスト、北海道大学客員教授

科学ジャーナリスト、北海道大学客員教授。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程満期退学。1981年、朝日新聞入社。福井、浦和支局を経て、科学部、西部本社社会部、科学朝日、朝日パソコン、メディカル朝日などで科学記者、編集者として勤務し、2012年4月からフリーランス。興味は、基礎科学全般、特に進化生物学、人類進化、分子生物学、素粒子物理、物性物理、数学などの最先端と科学研究発展の歴史に興味を持つ。著書に『われら以外の人類』(朝日選書)など。【2015年10月WEBRONZA退任】

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