須藤靖(すとう・やすし) 東京大学教授(宇宙物理学)
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授。1958年高知県安芸市生まれ。主な研究分野は観測的宇宙論と太陽系外惑星。著書に、『人生一般二相対論』(東京大学出版会)、『一般相対論入門』(日本評論社)、『この空のかなた』(亜紀書房)、『情けは宇宙のためならず』(毎日新聞社)、『不自然な宇宙』(講談社ブルーバックス)、『宇宙は数式でできている』(朝日新聞出版)などがある。
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
須藤靖
多くのフランス人が驚いた事実として彼が挙げたのは、1)避難所で生活する人々の根気強さとモラルの高さ、2)震災後の一週間ほど交通網が混乱したなかで、1時間以上並んでまで会社に行くサラリーマンの姿、3)原子力発電所の危険な状況においても、その地区にとどまろうとする人々の気持ち、である。
私も含めて大半の日本人にとって、これらはほとんど違和感がない当たり前の光景のように受け止められていたのではあるまいか。
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