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やらせメールの深層心理―自発性もあったはずだ

下條信輔

下條信輔 認知神経科学者、カリフォルニア工科大学生物・生物工学部教授

「やらせメール」問題が耳目をにぎわせた。原発再開を巡る番組の公平性を損ねた、実にけしからぬ。世論はそういう糾弾路線で一致し、報道も後追いした。
拡大やらせメール問題で、鹿児島県議会の原子力安全対策等特別委員会で謝罪する九州電力の山元春義副社長(左)=7月11日、溝脇正撮影

 これに異論というほどではないが、微妙な違和感を感じた。それを掘り下げるうちに、組織の論理と個の論理、民主主義の質、それらを巡る日米間の文化差にまで、思いをいたすことになった。

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筆者

下條信輔

下條信輔(しもじょう・しんすけ) 認知神経科学者、カリフォルニア工科大学生物・生物工学部教授

カリフォルニア工科大学生物・生物工学部教授。認知神経科学者として日米をまたにかけて活躍する。1978年東大文学部心理学科卒、マサチューセッツ工科大学でPh.D.取得。東大教養学部助教授などを経て98年から現職。著書に『サブリミナル・インパクト』(ちくま新書)『〈意識〉とは何だろうか』(講談社現代新書)など。

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