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大転換期こそイノベーションの芽がある―24時間都市、賢い電力網、そして廃炉も

北野宏明

北野宏明 ソニーコンピュータサイエンス研究所代表取締役社長

 日本のエネルギー政策をどうするのかの議論が花盛りである。その中心部分は、原発をどうするのか、発電と送配電の分離など電力供給体制をどうするかなどである。また、電力不足が本当なのか、どう対処するのかなどもあらゆる議論が出ている。いずれにせよ、現在が国家的大転換点であるということは広く共有されている。

 直ちに原発を再稼働しないと日本の産業が崩壊するという議論がある一方で、自然エネルギーを軸に急速にエネルギー供給体制を転換するべきという議論がある。もし、菅総理が解散すればエネルギーをどうするかが争点になることは間違いない。しかし、残念なことは、いま見聞きする議論の多くにあまりイノベーションの芽が感じられない点である。 ・・・ログインして読む
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筆者

北野宏明

北野宏明(きたの・ひろあき) ソニーコンピュータサイエンス研究所代表取締役社長

ソニーコンピュータサイエンス研究所代表取締役社長兼所長。1984年国際基督教大学教養学部理学科卒業後、日本電気に入社。88年米カーネギー・メロン大学客員研究員。91年、京都大学で博士号(工学)を取得。1993年ソニーコンピュータサイエンス研究所入社、犬型ロボットAIBOなどの開発にかかわった。2008年に現職。NPO法人システム・バイオロジー研究機構会長を兼務。Computers and Thought Award (1993)、ネイチャーメンター賞中堅キャリア賞(2009)などを受賞している。

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