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セシウムを除きつつ、不安も除く

長瀧重信

長瀧重信 長崎大学名誉教授(放射線の健康影響)

福島第一原発の事故で放出された放射性セシウムの存在は、周辺の住民周辺にとっては諸悪の根源である。放射性セシウムさえなくなれば、原発が廃炉になった後も、昔のような暮らしを続けることができる。国全体として、放射性セシウムを取り除く、除染に全力を挙げる時期ではないか。

 ここで考えなくてはならないのは、

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筆者

長瀧重信

長瀧重信(ながたき・しげのぶ) 長崎大学名誉教授(放射線の健康影響)

長崎大学名誉教授。1932年生まれ。東京大学医学部卒業。東大大学院、米ハーバード大学などで学んだ後、東大医学部付属病院外来医長などを経て、長崎大学医学部教授(内科学第一教室)、放射線影響研究所理事長を務めた。長崎大学時代に被爆者の治療、調査にあたった経験を踏まえて、旧ソ連チェルノブイリ原発事故がもたらした健康被害の調査活動や東海村JCO臨界事故周辺住民の健康管理にかかわった。 【2016年11月12日、逝去】

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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