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世論をバネに構築される「歪んだリアリティー」の恐さ

下條信輔

下條信輔 認知神経科学者、カリフォルニア工科大学生物・生物工学部教授

8月は、原爆の日、終戦の日の季節でもある。私事ながら今年は偶然、関連番組をいくつか見た。中でも2本の「NHKスペシャル」が、強く印象に残った(「原爆投下 活(い)かされなかった極秘情報」、「日本人はなぜ戦争へ向かったのか 第3回“熱狂”はこうして作られた」)。印象に残ったのは、軍政下における情報統制、世論の誘導といったテーマが、掘り下げられていたからだ。今年は特に、3.11の震災と原発事故の記憶が生々しい。そのこととも無縁ではなかったかも知れない。
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筆者

下條信輔

下條信輔(しもじょう・しんすけ) 認知神経科学者、カリフォルニア工科大学生物・生物工学部教授

カリフォルニア工科大学生物・生物工学部教授。認知神経科学者として日米をまたにかけて活躍する。1978年東大文学部心理学科卒、マサチューセッツ工科大学でPh.D.取得。東大教養学部助教授などを経て98年から現職。著書に『サブリミナル・インパクト』(ちくま新書)『〈意識〉とは何だろうか』(講談社現代新書)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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