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「節電の夏」、なぜ余裕でクリア?

竹内敬二

竹内敬二 エネルギー戦略研究所シニアフェロー

今年も暑かったが、停電が最も心配されていた東京電力管内はかなり余裕をもって乗り切った。なぜこんなにうまくいったのか。猛暑日だった8月18日の電力消費カーブで節電の特徴を考えてみる。ただ、この冬も来年の夏も、電力危機の可能性がある。今夏の教訓を今後に生かすためにも「だれが、どう節電したのか」の詳しい検証が必要だろう。「家庭の節電がどの程度役だったのか?」も明らかにされなければならない。多くの人が家庭でのエアコンを我慢したが、そこまで必要だったのかどうかがはっきりしないからだ。

 この夏、東京電力管内で最も電力需給が逼迫(ひっぱく)したのは、8月18日だった。都心での最高気温は36・1度、さいたま市では37・6度になった。東京電力管内の電力ピーク需要は午後2時台に4936万キロワットを記録した。 ・・・ログインして読む
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筆者

竹内敬二

竹内敬二(たけうち・けいじ) エネルギー戦略研究所シニアフェロー

エネルギー戦略研究所(株)シニアフェロー。元朝日新聞編集委員。科学部記者、ロンドン特派員、論説委員などを務め、環境・原子力・自然エネルギー政策、電力制度などを担当してきた。温暖化の国際交渉、チェルノブイリ原発事故、3・11などを継続的に取材。著書は、電力業界が日本社会を支配するような社会産業構造がなぜ生まれたのか、なぜ福島事故がおきたのかを描いた『電力の社会史 何が東京電力を生んだのか』(朝日選書、2013年)。

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