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世の中の出来事は、実態と心理、このふたつのリアリティで成り立っている。その間の乖離が大きいと、巨大な人災の原因となりかねない。そういうことを前稿で述べた。今回は、まだ生々しい例なのだが、原発の危険について、この観点から検討してみたい。

 そもそも、原発と共に生きるということは、毎日わずかながら危険と隣り合わせということだ。事実過去40年間に世界で3回、原子炉から放射能が放出される大事故が起こっている。絶対に起こりえないという数値ではない ・・・ログインして読む
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筆者

下條信輔

下條信輔(しもじょう・しんすけ) 認知神経科学者、カリフォルニア工科大学生物・生物工学部教授

カリフォルニア工科大学生物・生物工学部教授。認知神経科学者として日米をまたにかけて活躍する。1978年東大文学部心理学科卒、マサチューセッツ工科大学でPh.D.取得。東大教養学部助教授などを経て98年から現職。著書に『サブリミナル・インパクト』(ちくま新書)『〈意識〉とは何だろうか』(講談社現代新書)など。

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