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意外に役立つ経営学が軽視されるワケ(上)

湯之上隆 コンサルタント(技術経営)、元半導体技術者

昨年お知り合いになった若手の技術者の中に、驚くべき女性がいる。彼女(以下Sさんと呼ぶ)は、理学部生物学系を卒業して修士課程に入る際、工学部化学系へと専攻を変えた。その理由が驚くべきものだった。

 Sさんは修士課程中に、国際学会で発表するなど活躍したいと思った(筆者が修士課程に行く際、このようなことを考えたこともなかったので、まずびっくりした)。自分が国際的に活躍できるか否か、Sさんは、そのような視点で大学院の研究室を観察した。

 その結果、研究室ごとに、国際学会発表件数、論文発表数、外部資金獲得金額などのアクテイビティは大きく異なることが分かった。アクテイビティの大きい研究室に入れば、 ・・・ログインして読む
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筆者

湯之上隆

湯之上隆(ゆのがみ・たかし) コンサルタント(技術経営)、元半導体技術者

1987年京大修士卒、工学博士。日立などで半導体技術者を16年経験した後、同志社大学で半導体産業の社会科学研究に取り組む。現在は微細加工研究所の所長としてコンサルタント、講演、各種雑誌への寄稿を続ける。著書に『日本半導体敗戦』(光文社)、『電機・半導体大崩壊の教訓』(日本文芸社)、『日本型モノづくりの敗北-零戦・半導体・テレビ-』(文書新書)。趣味はSCUBA Diving(インストラクター)とヨガ。 【2016年8月WEBRONZA退任】

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