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意外に役立つ経営学が軽視されるワケ(下)

湯之上隆 コンサルタント(技術経営)、元半導体技術者

「君に一つ忠告をしておこう。日本の経営学の国際的レベルは極めて低い。一部に優秀な学者もいないではないが、そうではない学者の方が多いから、君の皮膚感覚で『まともだ』と思える学者とだけ、付き合いなさい」。

 このお話を聞いたときは大変驚いたのだが、その後の5年間を経営学ムラ(原子力ムラと同じように学問の世界にはこのようなムラがたくさん存在する)で暮らしていると、この言葉の意味がしみじみ実感できた。学会発表を聞いても、論文や専門書を読んでも、いやはや、ヒドイものが多すぎる。率直に言って、読むに堪えないモノが多い。

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筆者

湯之上隆

湯之上隆(ゆのがみ・たかし) コンサルタント(技術経営)、元半導体技術者

1987年京大修士卒、工学博士。日立などで半導体技術者を16年経験した後、同志社大学で半導体産業の社会科学研究に取り組む。現在は微細加工研究所の所長としてコンサルタント、講演、各種雑誌への寄稿を続ける。著書に『日本半導体敗戦』(光文社)、『電機・半導体大崩壊の教訓』(日本文芸社)、『日本型モノづくりの敗北-零戦・半導体・テレビ-』(文書新書)。趣味はSCUBA Diving(インストラクター)とヨガ。 【2016年8月WEBRONZA退任】

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