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スティーブ・ジョブズ氏の訃報は、世界に大きな衝撃を与えている。私がApple II というパソコンに触れたのは1980年代前半だったが、そのシンプルな構成に感心した。そして、これをベンチャー企業でも開発できるんだということに大いに刺激された。当時は巨人IBMがコンピューターの世界に君臨していた時代である。マイクロソフトやアップルというのは、学生だった自分たちに起業の可能性を示してくれた偉大な存在だった。

 ジョブズの思想は、ユーザーに新しい体験と驚きを与えるということで一貫している。特に、

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筆者

鎌田富久

鎌田富久(かまだ・とみひさ) 鎌田富久(株式会社ACCESS創業者)

【退任】株式会社ACCESS創業者(元代表取締役社長兼CEO)。東京大学理学部在学中の1984年にアクセス(現・ACCESS)の設立に参画。

世界初の携帯電話向けブラウザ開発を牽引し、年間1億台を超える機器にソフトウェアを提供する企業に育て上げた。ネットワークは、21世紀の情報格差を解消し、豊かな地球生活を実現するキーになると説く。理学博士。※2012年3月末退任

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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