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精密測定への執念で消える「キログラム原器」 

内村直之 科学ジャーナリスト

 だれしも体の「重さ」が気になる食欲の秋……重さといえば、この10月、フランス・セーブルで開かれた第24回国際度量衡総会(CGPM)で、「重さ(質量)」の基準として1889年以来、120年以上も使われてきた「国際キログラム原器」が近々消えることが決まった。最新の精密測定技術を使って8桁もの数値を追いかける科学者の執念が、キログラム原器よりも正確な質量の基準を生み出すことにどうやら成功したようである。それはドイツ、日本、オーストラリア、スイス、米国、イタリア、EUの計量標準研究機関と国際度量衡局(フランス)という8研究機関の協力の賜物であった。
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筆者

内村直之

内村直之(うちむら・なおゆき) 科学ジャーナリスト

科学ジャーナリスト。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程満期退学。1981年、朝日新聞入社。福井、浦和支局を経て、科学部、西部本社社会部、科学朝日、朝日パソコン、メディカル朝日などで科学記者、編集者として勤務し、2012年4月からフリーランス。興味は、基礎科学全般、特に進化生物学、人類進化、分子生物学、素粒子物理、物性物理、数学などの最先端と科学研究発展の歴史に興味を持つ。著書に『われら以外の人類』(朝日選書)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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