メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

RSS

最大の公害問題としての原発災害

吉田文和

吉田文和 愛知学院大学経済学部教授(環境経済学)

日本では、これまで水俣病、イタイイタイ病、四日市大気汚染などの公害問題は、すでに克服された過去の問題といわれてきた。しかし今回の原発災害によって戦後最大の公害問題が発生した。それは過去の公害問題を繰り返し、その教訓を生かすことができず、かつはるかに大規模で複雑になっている。

 これまで日本の公害問題、環境問題を環境経済学の立場から研究してきたものとして、今回の原発災害について、以下の諸点を指摘したい。 ・・・ログインして読む
(残り:約2452文字/本文:約2653文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。
Journalismの記事も読めるのは全ジャンルパックだけ!


筆者

吉田文和

吉田文和(よしだ・ふみかず) 愛知学院大学経済学部教授(環境経済学)

1950年生まれ、兵庫県出身、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。北海道大学大学院経済学研究科教授を経て2015年から現職。北大名誉教授。専門は、環境経済学、産業技術論、主著『ハイテク汚染』岩波新書、『環境経済学講義』岩波書店、最近は低炭素経済と再生可能エネルギーの普及に関心を持つ。札幌郊外の野幌原始林の近くに住み、自然観察と散歩を趣味とする。

吉田文和の記事

もっと見る