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イチョウの性転換! 雄木に銀杏が実った

米山正寛 朝日新聞社員、ナチュラリスト

 秋が日々深まり、黄色くなったイチョウの葉が風に舞っている。収穫された銀杏(ぎんなん)も、店頭に並んでいる。イチョウは雌雄が別で雄木と雌木がある。雌木は銀杏が楽しみだが、あの臭いを好まない人がいるため、公園などでは雄木を選んで植えることもされている。

 日蓮宗総本山の身延山久遠寺がある山梨県身延町。ここは、葉の上に花が咲いたり、銀杏が実ったりするオハツキ(お葉つき)イチョウが天然記念物に指定された木だけで8本(国指定3本、町指定5本)もある、ちょっと珍しい町だ。代表格の上沢寺のオハツキイチョウ(国指定天然記念物)には日蓮上人が立てた杖が育ったという伝承があり、町の中でオハツキが特に大切に増やされてきたのかもしれない。

 そんな中の1本である八木沢のオハツキイチョウは、

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筆者

米山正寛

米山正寛(よねやま・まさひろ) 朝日新聞社員、ナチュラリスト

朝日新聞社で、長く科学記者として取材と執筆に当たってきたほか、「科学朝日」や「サイアス」の編集部員、公益財団法人森林文化協会事務局長補佐兼「グリーン・パワー」編集長などを務めた。2021年4月からイベント戦略事務局員に。ナチュラリストを名乗れるように、自然史科学や農林水産技術などへ引き続き関心を寄せていく。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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