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イチョウの性転換! 雄木に銀杏が実った

米山正寛 朝日新聞記者(科学医療部)

 秋が日々深まり、黄色くなったイチョウの葉が風に舞っている。収穫された銀杏(ぎんなん)も、店頭に並んでいる。イチョウは雌雄が別で雄木と雌木がある。雌木は銀杏が楽しみだが、あの臭いを好まない人がいるため、公園などでは雄木を選んで植えることもされている。

 日蓮宗総本山の身延山久遠寺がある山梨県身延町。ここは、葉の上に花が咲いたり、銀杏が実ったりするオハツキ(お葉つき)イチョウが天然記念物に指定された木だけで8本(国指定3本、町指定5本)もある、ちょっと珍しい町だ。代表格の上沢寺のオハツキイチョウ(国指定天然記念物)には日蓮上人が立てた杖が育ったという伝承があり、町の中でオハツキが特に大切に増やされてきたのかもしれない。

 そんな中の1本である八木沢のオハツキイチョウは、 ・・・ログインして読む
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筆者

米山正寛

米山正寛(よねやま・まさひろ) 朝日新聞記者(科学医療部)

朝日新聞科学医療部記者。「科学朝日」や「サイアス」の編集部員、公益財団法人森林文化協会事務局長補佐兼「グリーン・パワー」編集長などを務め、2018年4月から再び朝日新聞の科学記者に。ナチュラリストを夢見ながら、とくに自然史科学と農林水産技術に関心を寄せて取材活動を続けている。

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