2011年12月09日
10月17日に放映された「放射線大丈夫?日本列島・食卓まるごと調査」は画期的な企画だった。福島2、東京2、それに北海道、大阪、広島の合計7家族に、毎食一人分余計に作ってもらい、一日分まとめてミキサーにかけて分析サンプルをつくる。それを1週間分、首都大学東京の研究室で放射能測定するという調査だ。セシウム134とセシウム137の測定結果が番組で明らかにされ、ほとんどの食事で「ゼロ」、検出されたものもごくわずか、という結果が印象的だった。とくに福島で地元の食材を食べているご家族の結果が「すべてゼロ」と出た一方、札幌や岸和田など遠いところで一部検出という結果に意外性があった。
ところが、謝罪のあとNHKがWEBに公表した再検証後の数値によると、検出されていた4サンプルは実は検出限界以下で、番組での表現を使えば「ゼロ」だった。7家族の1週間の食事は、セシウム134はすべてのサンプルで検出限界以下、セシウム137が東京の1サンプルでわずかに検出されただけ、というのが訂正後の結果だ。福島だろうと遠いところだろうと、差はなかった。
NHKは、
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