山崎直子(やまざき・なおこ) 宇宙飛行士
宇宙飛行士、立命館大学客員教授、女子美術大学客員教授。東大工学部航空学科修士課程修了、1996年に宇宙開発事業団(現・宇宙航空研究開発機構)に入り、2001年に宇宙飛行士に認定。10年にスペースシャトル・ディスカバリー号に搭乗、国際宇宙ステーション組み立てに参加した。2011年8月に宇宙航空研究開発機構を退職。著書に「夢をつなぐ」(角川書店)など。
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
山崎直子
最近、ワーク・ライフ・バランスという言葉をよく耳にします。内閣府のホームページを見ると、内閣府の政策として「経済財政」「行政刷新」「科学技術」などと並んで「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)」があがっています。そこでは、仕事と生活が調和した社会とは「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」と定義されています。
私がNASAの訓練に入るとき、夫はアメリカで仕事を続けられる方法を模索したのですが、周囲の支援が得られませんでした。それで退職という選択をすることになって
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