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政府事故調査委員会中間報告で残された疑問

吉田文和 愛知学院大学経済学部教授(環境経済学)

東京電力福島第1原子力発電所の事故をめぐっては、多くの疑問が提出されてきたが、今回の政府事故調査・検証委員会の中間報告で、どこまでそれが解明されたであろうか。

 例えば、つぎのような基本的な疑問に答えているだろうか?

・なぜ、地震の多発地帯である日本に54基もの原発が立地することになったのか?

・なぜ、福島の事故は防げなかったのか、震源により近い東北電力の女川原発では津波の影響を受けたが、全電源喪失は防ぐことができた。

・なぜ、過酷事故対策が電力会社の自主的な取り組みにまかされたのか?

・なぜ、「全電源喪失」対策が不十分なままであったのか?

 事故調査委員会の中間報告は、

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筆者

吉田文和

吉田文和(よしだ・ふみかず) 愛知学院大学経済学部教授(環境経済学)

1950年生まれ、兵庫県出身、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。北海道大学大学院経済学研究科教授を経て2015年から現職。北大名誉教授。専門は、環境経済学、産業技術論、主著『ハイテク汚染』岩波新書、『環境経済学講義』岩波書店、最近は低炭素経済と再生可能エネルギーの普及に関心を持つ。札幌郊外の野幌原始林の近くに住み、自然観察と散歩を趣味とする。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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