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プラットフォーム競争の行方を占う

鎌田富久 鎌田富久(株式会社ACCESS創業者)

英語で「platform」は、駅の場合には「プラットホーム」、コンピューターやシステム、サービス全体の土台を指すときには「プラットフォーム」と書くことが多い。この土台部分をどこが握るかは、コンピューターの世界では常に大きな関心事になっている。変化の激しいネット業界で、今後プラットフォームと位置づけられるのはどういったポジションなのか。様々な見方が存在する中、継続的に影響力を持つ可能性のあるプラットフォームは何か、という観点で考えてみる。

パソコン時代のプラットフォーム

 プラットフォーム競争を考える上で、パソコン時代に何が起きたかを見ておくことは参考になる。結論から言うと、

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筆者

鎌田富久

鎌田富久(かまだ・とみひさ) 鎌田富久(株式会社ACCESS創業者)

【退任】株式会社ACCESS創業者(元代表取締役社長兼CEO)。東京大学理学部在学中の1984年にアクセス(現・ACCESS)の設立に参画。

世界初の携帯電話向けブラウザ開発を牽引し、年間1億台を超える機器にソフトウェアを提供する企業に育て上げた。ネットワークは、21世紀の情報格差を解消し、豊かな地球生活を実現するキーになると説く。理学博士。※2012年3月末退任

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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