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どうなる、うるう秒

辻篤子

やはり、そう簡単にはいかない、ということだろう。うるう秒の廃止が決まるかどうか、注目された国際電気通信連合(ITU)の無線通信総会は結局、紛糾の末、結論が持ち越された。

うるう秒とは、地球の自転が遅くなっているために生じる原子時計とのずれを、0.9秒以内に収める目的で挿入される1秒だ。59秒の次に「60秒」が入る。1972年に最初の1秒が入り、この40年で24回、最近では2009年1月1日に挿入された。今年も7月1日に予定されている。

天体の観測に基づいて、そのつど決められるため、挿入は不定期だ。ややこしいし、間違いのもとだから、やめてしまおう、というのが米国などの主張で、日本を含め、先進国の大勢がこの提案を支持していた。これに対し、イギリスや中国が「技術的に解決可能」として反対を表明していたものの、少数派にとどまり、可決されるとの見通しがもっぱらだった。しかし、

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