2012年01月28日
このような現状では、諸外国のエリート学生は、日本の大学が秋入学制度を取り入れたところで、日本の大学・大学院へは進学・編入しない。また、秋入学で制度的に便利になった分、ますます多くの優秀な日本人学生は、海外の大学・大学院へ進学・編入するであろう。
つまり、秋入学の導入は、日本の大学を国際自由競争の渦中に放り込むことになる。貿易でいうTPP(環太平洋経済連携協定)に加わるようなものだ。果たして、日本の大学には、諸外国の一流大学と競争できる下地はできているのだろうか? 筆者の答えは「ノー」である。
では、
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