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福島第一原発の事故を第三者の立場から調査、分析して記録を残そうと昨年4月に結成された「FUKUSHIMAプロジェクト委員会」が1月15日に早稲田大学で催した国際シンポジウムは、刺激的だった。

 委員長の山口栄一同志社大教授は「2、3号機は早めに海水注入していれば原子炉の暴走を防げた」と東電発表のプラントデータをもとに検証し、事故マニュアルの欠陥を指摘した。ゲストとして招かれた英国議会科学技術局長のデイビッド・コープさんは「日本に対する世界の関心が下がっているので、福島事故が世界に与える影響も大きくない」という見方を示した。

拡大川口盛之助さんが発表した風評被害の分析の一こま

 委員会の代表発起人は元松下電器産業副社長の水野博之氏で、元「日経エレクトロニクス」編集長の西村吉雄・早稲田大学客員教授や弁護士の河合弘之氏、アーサー・D・リトルの川口盛之助アソシエイト・ディレクターら6人が委員となっている。

 ユニークなのは、

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筆者

高橋真理子

高橋真理子(たかはし・まりこ) ジャーナリスト、元朝日新聞科学コーディネーター

1979年朝日新聞入社、「科学朝日」編集部員や論説委員(科学技術、医療担当)、科学部次長、科学エディター(部長)、編集委員を経て科学コーディネーターに。2021年9月に退社。著書に『重力波 発見!』『最新 子宮頸がん予防――ワクチンと検診の正しい受け方』、共著書に『村山さん、宇宙はどこまでわかったんですか?』『独創技術たちの苦闘』『生かされなかった教訓-巨大地震が原発を襲った』など、訳書に『ノーベル賞を獲った男』(共訳)、『量子力学の基本原理 なぜ常識と相容れないのか』。

 

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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