久保田裕
2012年02月08日
この言葉、どうも最初は、パソコンを使ってCDなどの中から音楽データを吸い出すことを意味して使われたものらしい。「自」分でデータを「吸」い出すから「自炊」となったようなのだが、誰がどこで最初に言い出したのかは、はっきりしない。
本のデジタル化のほうの「自炊」は、昨年から、たびたびニュースになるようになった。自炊を代行する業者に対して出版社や作家が質問状を送ったり、違法行為として東京地裁に提訴したりしたのだ。こう聞くと、自炊というものは、どこか後ろめたい脱法行為であるかのように思われるかも知れない。
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